残余皮膚組織を用いたRNA・蛋白質の発現解析(研究期間:許可日~2030年3月31日)
当院では機関長の許可を得て、下記の臨床研究を実施しております。本研究の対象者に該当する可能性のある方で、診療情報等を研究目的に利用または提供されることを希望されない場合は、下記の問い合わせ先にお問い合わせください。
1.研究課題名
残余皮膚組織を用いたRNA・蛋白質の発現解析
2.当院の研究責任者
高橋 健造(琉球大学大学院医学研究科皮膚科学講座)
3.他の研究機関および各機関の研究代表者
屋宜宣武(沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 皮膚科)
4.本研究の目的
琉球大学病院皮膚科および共同研究施設において皮膚生検や手術で切除した皮膚のうち、診断が済み今後使用する予定がない皮膚組織がある場合に、その皮膚の一部をいただき研究を行います。この研究は、現在の検査手法では早期診断が困難な疾患や、解明されていない皮膚良性・悪性腫瘍、さらに足底などの特殊部位に特異性のある疾患について検討し、新たな診断法や治療法の開発を目的としています。
5.研究実施期間
研究機関の長の許可日~2030年3月31日
6.調査データ(該当期間)
1984年10月~2029年3月
7.研究の方法(利用する試料・情報等)
- 対象となる患者さま
1984年10月~2029年3月琉球大学病院と共同研究機関において皮膚生検、手術を受けられた成人の方。
※成人年齢は2022年3月までは20歳ですが、民法改正により2022年4月以降は18歳となります。
- 利用する試料・情報
試料:皮膚組織
情報:年齢、性別、診断名、合併症、採取部位、手術記録、病理所見、mRNA・タンパク質発現
8.試料/情報の他の研究機関への提供および提供方法
本研究では、次世代シークエンスによるデータの取得、解析などの業務を外部業者に委託します。外部委託業者に試料を提供する際には、個人を特定できる情報はすべて除かれた状態で提供されます。論文作成および学会発表時にも個人が特定できる情報は一切用いません。
9.試料・情報の二次利用
本研究で取得した試料・情報の二次利用はありません。
10.個人情報の取り扱い
提供していただいた情報・試料はこの研究に使用する前に本人と分かるような住所・氏名・生年月日など個人を特定できる情報を削り、無記名化した番号をつけます。あなたとこの番号を結び付ける対応表は、琉球大学大学院医学研究科皮膚科学講座において厳重に保管します。
11.本研究の資金源(利益相反)
研究資金は皮膚科学講座に集められた寄付金の一部および文部科学省科学研究費によって賄われます。
12.お問い合わせ先
琉球大学大学院医学研究科皮膚科学講座
電話098−895−1153
FAX098−895−1417
山口さやか、大嶺卓也、大平葵、岡本有香、深井恭子