琉球大学皮膚科学教室

Department of dermatology,

University of the Ryukyus

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研究・治験

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アテローム(粉瘤)の各病型をモデルとした表皮分化誘導機序の理解(研究期間:許可日~2024年03月31日)

1.研究の対象

2000年1月から2023年3月の期間に、琉球大学病院皮膚科と研究協力機関にて生検や手術を行った患者さんのうち、粉瘤(表皮嚢腫、外毛根鞘嚢腫、皮様嚢腫、足底嚢腫などの嚢腫の腫瘍)と診断され、現在保管している検体を今後診療で使用しないと判断できるもの。

 

2.研究目的・方法

表皮嚢腫や外毛根鞘嚢腫、皮様嚢腫、足底嚢腫などの嚢腫病変を対照とした次世代シークエンサーによる網羅的な遺伝子発現(トランスクリプトーム解析)を行い、皮膚における毛包分化の誘導因子や隠れた表現型の特定を目的とする。

琉球大学病院皮膚科と研究協力機関で生検や手術を行った症例のうち、表皮嚢腫や外毛根鞘嚢腫など嚢腫病変と診断が確定し、保管している残余皮膚組織の一部を用いる。これらの皮膚組織からRNAを抽出し、トランスクリプトーム解析を行い、各病型の遺伝子発現の差異を抽出する。その後、候補となる毛包や表皮分化の誘導因子を選択し、免疫組織染色等で確認する。

 

3.研究期間

倫理審査委員会承認日~2024年3月31日

 

4.研究に用いる試料・情報の種類

情報:年齢、性別、診断名、生検・手術部位、病理所見(免疫染色を含む)、合併症、トランスクリプトームデータ等

試料:生検・切除検体

 

5.二次利用について

本研究で収集したデータは、新たな研究に利用する可能性があります。その場合も、個人が特定されないよう匿名化した形で使用します。使用前には再度倫理委員会へ申請します。

 

6.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。

ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。

また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。ただし、論文公表後のお申し出には対応できかねる場合もございます。予めご了承ください。

 

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:

〒903-0215 沖縄県中頭郡西原町上原207番地

琉球大学大学院医学研究科 皮膚科学講座 大学院生 深井恭子

TEL 098-895-1153

研究責任者:

琉球大学大学院医学研究科 皮膚科学講座 教授 高橋健造

研究協力機関

なかぐすく皮フ科クリニック 院長 眞鳥繁隆

沖縄県立 南部医療センター・こども医療センター 皮膚科医長 屋宜宣武